2021.12.24

【#仕事 #壁 #成長】本当に必要なことは“スキル”より“助け合い”だと気がついた

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「この会社なら長く、楽しく働けそう」。面接時の気さくな雰囲気に惹かれて入社した清水結美。8年目の今になって入社当初をこう振り返る。「あの頃は修行でした」。しかし、その顔は晴々としている。この7年半の間に、清水はどんな成長を遂げたのだろうか。

入社当初を振り返る清水

一年目の壁は、専門用語と山のような発注書だった

清水が配属された住建事業部 東京中央CSセンターの主な業務は、住宅設備関連の資材の見積書を作成して、メーカーに発注し、新築やリフォーム現場に納品すること。取引先や工事現場と直接のやりとりが多く、「シーリング」「直貼り」「敷居」などの専門用語が飛び交う。

「相手が何を言っているのか全く分からない」。入社1年目、知識のない清水にとっては暗中模索の日々だった。電話の言葉を逐一メモに取り、分からないことを先輩や営業社員、メーカーの担当者に質問して覚えていくしかない。ときには、現場の職人から荒々しい口調で注文を受けることもある。電話に出るのが怖い、と思うことすらあった。


失敗もたくさんあった。納入日に資材を手配できておらず、工事日を延期させてしまったこともある。メーカーに納期を早めてもらう交渉や、取引先に事情を説明することは自分で対応するも、解決には至らない。営業社員やメーカーに、具体的な段取り(工事の再設定や人員確保など)とフォローをしてもらうことで、何とか解決した。清水は痛感した。「一人じゃ何もできない」。

もう一つ、清水がぶつかったのが、業務の“波”だった。忙しい時期には、発注書が山のように積まれる。あるとき清水は、トラブルの対応に追われ、発注書の山に手をつけられていなかった。焦る気持ちとは裏腹に、トラブルは一向に解決しない。そんなとき、発注書を束で引き受けてくれる先輩がいた。「目の前にある仕事だけに集中していいよ。仕事も頭の中も整理できたら、呼んで」。

自身も忙しいはずだが、合間を見つけて助けてくれる先輩だった。もともと人と関わり合いながら仕事をすることが好きな清水にとって、こうした先輩や上司の存在は大きな支えだった。


「一人でパソコンに向かう仕事じゃないんだ」。先輩や営業、後輩、それぞれが持つ得意分野でお互いの知識を補って初めて仕事がスムーズに回る。取引先から業界の知識を教わることも多い。扱う商材が多く、幅広い専門知識も必要だからこそ、人の支えが大切であることを実感した。

入社4年目でチームリーダーに。後輩が憧れるその姿勢とは

2018年、CSセンターはチーム制を導入することとなった。当時の清水の上司である佐藤泰昭は、チームの組成にあたって、「管理するのではなく、野球のキャプテンのようにメンバーに気を配り、引っ張ってくれるリーダーが必要だ」と感じていた。白羽の矢が立ったのは清水だった。他のチームリーダーはベテラン社員だ。入社4年目の自分にリーダーが務まるのだろうか。不安は大きかった。

しかし、リーダー就任にあたって、清水は自身の中で決めていたことがあった。「一人で抱え込まないチームにしよう」。助け合いが必要だ。清水はそれをこの3年半でよく理解していた。「手が空いたらまず自分が率先して後輩の仕事を手伝おう。人を助けることを、この部署の当たり前にしたい」。


この頃は、同時にOJTも担当していた。忙しい中、後輩への指導が清水の肩にのしかかる。それでも、時間を決めて後輩の仕事に付き合ったり、自分の仕事を教えながら一緒に業務を進めたりと、臨機応変に乗り越えていった。

後輩の山野翔子は「どんなに忙しくても、質問をすれば体を傾けて聞いてくれる。清水さんのようになりたいから、後輩に接するときはみんな穏やか。それがチームの雰囲気を良くしています」と話す。一人で抱え込まず、みんなで乗り越える。清水が当初描いていたチームのあり方が、そこに実現していた。


2つ下の後輩の山野(右)は、清水の電話対応や取引先とのやりとりを見て、多くを学んだと言う。

2つ下の後輩の山野(右)は、清水の電話対応や取引先とのやりとりを見て、多くを学んだと言う。

※OJT(On the Job Training)とは、職場の上司・先輩が、部下・後輩に対して、現場の実務を通じて仕事を教える教育方法です。

CSセンターにとってチームワークは大切。助け合う“清水イズム”を全国へ

清水は「教えることが好きだし、自分の言動が人のためになることがうれしい。ほとんど趣味です」と笑うが、その奥には仕事への情熱がある。当時の清水をよく知る現在のCSセンター課長、住久信一はこう話す。「懇親会で一緒になったとき、いつの間にか仕事の話になり、遅くまで熱く語り合いました。山善のことを真剣に考えていると感じますね」

プライベートでは、2年前に結婚。家事は夫と分担している。「仕事をやめようと考えたことはありません」。その日に終わらせなければならない仕事もあるが、遅くなった翌日は仕事をコントロールして定時に帰宅する。仕事が終わらないときは遠慮せず、周りの社員に「手伝って」と頼む。部署には営業経験もあるベテランの男性社員もいて、「現場のことを教えてもらったり、トラブル対応を手伝ってもらったりと心強いです」。そんな清水の助け合う姿勢がチームワーク向上に繋がっている。


現在清水は、建築会社やハウスメーカーの本部へ営業を行う部署に所属し、本部窓口として、全国の営業部とやりとりをする。ここで清水がひそかに計画しているのは、助け合いの輪を全国に広めることだ。「お互いの良いところを真似し合えるように、情報共有をして各部署の橋渡しをしたいですね。みんなが、楽しく仕事ができるように支えたい」。その挑戦は今始まったばかりだ。

山善 住建事業部 マーケティング部 広域開発室 清水結美
PROFILE
清水 結美

2014年新卒入社。東京中央営業部 東京中央CSセンターに所属し、東京住建支店の見積もりや発注を担当。4年目からは、チームリーダーに就任。上司や先輩、メンバーや営業社員、さらには取引先と助け合いの関係を築きながら、自らとチームを成長させていった。2021年9月にマーケティング部 広域開発室に異動。これまで築いた助け合いの精神を、エリアを超えて全国の各部署に浸透させようと奮闘中。

※このインタビューは2021年11月に行いました。

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